親族同士の取引であってもしっかりとした内容の売買契約を締結することを心がけるようにしましょう

マンションを親族に売ることはどうなのでしょうか?

マンションを親族に売ることについての質問です。マンションを親族に売る場合には、普通に売る場合とは異なる特別な注意点などがあるのでしょうか?あるいは普通に売るよりも簡単だったり、有利になったりするのでしょうか?先日親族が集まる機会があり、その時にマンションの売却を検討していることを話したところ、妹夫婦が興味を示したのです。

 

妹夫婦はこれまで賃貸に住んでいたのですが、そろそろ自分たちの持ち家を購入したいと考えていたらしく、私の話を聞いて「どうせ売るのであれば私たちに売ってほしい」と言い出しました。その後妹夫婦からマンションの購入を正式に申し込まれたのですが、主人は「身内に売る方が他人に売るよりも良いだろう」と、取引に乗り気になっています。

 

でも私は「どうなのだろうか?」と、ちょっと不安に感じているのです。身内が相手だと価格交渉などもしづらくなりますし、また後になってから「ここの部分の傷が気になる」と言われたらどうしようかなどと悩んでいます。主人の考え方のように、他人にマンションを売るよりも身内に売った方が有利なのでしょうか?ご回答よろしくお願いいたします。

 

親族間の不動産取引には一般の不動産取引とは異なる注意点があります

親族の間であれば不動産業者を介さずに直接取引を行うことができます

マンションを非営利の目的で親族に売却するのであれば、宅建取引主任者(不動産業者)を介さずに売買契約を締結して売却することが可能です。この場合には通常の取引の際に必要な不動産業者への仲介手数料の支払いを省略することができますので、売り手にとっても買い手にとっても有利になります。

 

親族の間で不動産の売買を行う際には、不動産業者に仲介を依頼せずに直接取引を行うという事例が多いようです。ただし親族間で契約を結んで不動産の直接取引を行う場合には、通常の取引とは異なる点がありますのでくれぐれも注意をしてください。

 

売却価格は相場を参考にして決めるようにしましょう

まずは価格の設定について注意が必要になります。あまりにも安い価格で不動産の取引を行うと、売却ではなく贈与とみなされてしまう可能性があるのです。贈与とみなされてしまうと贈与税の支払いが必要になる場合がありますので、売却価格は相場を参考にして決めるようにしましょう。

 

売却の際には同じようなマンションがいくらで売りに出されているのかを確認して、価格を決めれば問題ないでしょう。売却価格については一般的な価格の範囲内であれば、あまり神経質にならなくても大丈夫です。

 

住宅ローンの利用が難しい場合などがあります

マンションの代金の支払いを現金一括で行うのであれば、親族間で不動産の直接取引を行うことには特に問題はありません。ただし買い手が住宅ローンを利用してマンションを購入したいという場合などには、親族間での不動産の直接取引には問題が生じる可能性があります。

 

買い手がマンション購入の際に住宅ローンを利用するためには、住宅ローンの取り扱いを行う金融機関に申し込んで審査に通過することが必要になります。金融機関では申込者に十分な返済能力があるかどうか、また購入する不動産に十分な資産価値があるかどうかなどを審査により確認するのですが、親族間における不動産の直接取引の場合には積極的な融資は行わないことが多いのです。購入のために住宅ローンを利用したいという場合には、親族同士の取引であっても不動産業者に仲介を依頼することが必要になるかもしれません。

 

しっかりとした売買契約を締結するようにしましょう

親族間における取引の場合には、親しい間柄であることから契約内容などが曖昧になってしまうことが多いようです。それが原因で後々トラブルが発生する場合などもありますので、親族間における取引であってもしっかりとした売買契約を締結することが必要になります。

 

また不動産の名義変更(所有権移転の登記申請)などについても売り手が自分で行うことは可能ですが、複雑な手続きになりますので不安があれば司法書士などの専門家に依頼するようにしましょう。不動産業者の中には売買の仲介全般に限らず、登記申請や契約書の作成やローンの手続きなどを代行してくれる業者などもありますので、査定を依頼する際などに一度相談してみることをおすすめしたいと思います。

 

親族間の不動産取引でトラブルが発生してしまうとその後の人間関係などに大きく影響してしまうことになりますので、親族同士の取引であってもしっかりとした売買契約を締結して、いざという場合に備えるようにしてください。

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