重要事項説明書や売買契約書などを事前に発行してくれない不動産業者にはくれぐれも注意をしてください

マンションの売買契約を結ぶためには、様々な書類を準備することが必要になります。今回はマンションの売買契約の際に必要になる書類について、さらに詳しく確認してみたいと思います。

 

マンションの契約のために必要な書類について

重要事項説明書について

重要事項説明書は本契約の前に、特に重要な事項について確認をするための書類となります。マンションの場合には戸建て住宅とは異なり、「管理規約事項」や「専有部分や共有部分に関する事項」などの確認事項が多くなりますので、重要事項説明書についてはしっかりと確認を行うことが欠かせないのです。

 

売買契約書について

 

重要事項説明書を確認して問題がなければ、次は売買契約書に記入を行うことになります。売買契約書にサインをして捺印をすると、その時点で売買契約が成立するのです。売買契約書に記入をすると支払いの義務や引き渡しの義務などが生じることになりますし、これを履行しない場合にはペナルティとして違約金の支払いが必要になります。

 

また売買契約書には「特約事項」などが設定される場合などもありますので、不利な特約事項が設定されていないかどうか慎重に確認するようにしてください。

 

物件状況確認書について

中古物件の場合には「エアコンがついていると思って契約したのに引き渡しの前に外されてしまった」「引き渡しの前に聞いていなかった雨漏りが発生する」などのように、売り手と買い手の認識不足や勘違いなどによるトラブルが発生しやすくなります。このようなトラブルでは「言った」「言わない」の議論となり、その後の解決が難しくなる場合が多いのです。

 

不動産の売買ではこのようなトラブルを防ぐために物件状況確認書を作成して、引き渡しの際の設備品の詳細(エアコンや照明機器など)や物件の状況(雨漏りやシロアリ被害の有無など)を確認しています。例えば物件状況確認書に「エアコンあり」と記載されているのであれば、売主はエアコンがついた状態で物件を引き渡すことが必要になります。また引き渡された物件のエアコンが取り外されていた場合には、買い手は売り手に対してエアコンの取り付けを請求することができるのです。

 

仲介手数料支払い約定書について

仲介手数料支払い約定書は「仲介手数料を○月○日までに支払います」ということを、仲介を担当してくれた不動産業者に対して約束する書類になります。ちなみに仲介手数料については売買契約の際にその半額を、また引き渡しの決済の際に残りの半額を支払うことが一般的な慣習となっています。

 

領収書について

領収書は買い手が売り手に対して支払う手付金や、仲介業者に対して支払う仲介手数料などに対して発行されることになります。またあなたが売り手の場合には買い手に対して領収書を発行することが必要になるのですが、実際には仲介を行う不動産業者が用意をしてくれるはずです。売り手は署名・捺印・収入印紙の添付をして買い手に領収証を渡してください。

 

不動産権利証について

不動産権利証はいわゆる権利書であり、正確には登記識別証明情報ということになります。あなたが売り手であれば売買契約の際には不動産権利証を用意することが必要になりますので、紛失してしまったという場合には早めに不動産業者に相談するようにしてください。不動産権利証については再発行を受けることができますので、できるだけ早めに手続きを行うようにしましょう。

 

売買契約時に売り手が持参する書類について

上記でご紹介した書類のほとんどは、実際には仲介を行う不動産業者が準備を行うことになります。あなたがマンションの売り手の場合には、売買契約時には下記の書類を持参してください。

 

  • 印鑑証明書(と登録されている実印)
  • 不動産権利証
  • 身分が証明できる書類(運転免許証など)

 

その他に当日持参する書類が必要な場合には、仲介を行う不動産業者から事前に案内があるでしょう。また実印以外の各種書類については、事前に準備をして不動産業者に預けておくこともできます。

 

重要事項説明書や売買契約書などを事前に発行してくれない不動産業者には注意が必要です

今回はマンションの売買契約の際に必要になる書類について確認してみましたが、いかがでしたでしょうか。特に重要な事項についてまとめてみると、以下のとおりとなります。

 

  • 「重要事項説明書」「売買契約書」については契約の前にしっかりと目を通しておくようにしましょう
  • 「重要事項説明書」「売買契約書」などを事前に発行してくれない不動産業者にはくれぐれも注意が必要です
  • 売り手が「不動産権利証」を紛失してしまった場合には再発行の手続きを行ってください

 

重要事項説明書や売買契約書などを事前に発行してくれないという不動産業者には、くれぐれも注意が必要になります。重要事項説明書や売買契約書の内容の変更は簡単ではありませんので、事前にしっかりと目を通して疑問などがあれば早めに不動産業者に確認をしておくことが欠かせないのです。

 

「どの不動産業者でも同じ内容の契約書を使っていますので大丈夫ですよ」「買い手と一緒に契約当日に確認をしていただく決まりになっています」などと説明する不動産業者の場合には、売買契約そのものを見直すことが必要になるかもしれません。

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